SCM(サプライチェーンマネージメント)の実現
日本電産テクノモータ株式会社様の日本・中国とのSCM連携
SCM(サプライチェーンマネージメント)の実現
日本電産テクノモータ株式会社様の日本・中国とのSCM連携
設立 | 1998年10月1日 |
---|---|
社員数 | 日本:700名、中国:3,200名、タイ:1,300名 |
資本金 | 10億円 |
売上 | 201億円(2004年3月期) |
業種 | 製造業 |
事業内容 | 家電用小型モーター、医療用機器及び健康機器等の小型モーター応用機器、電動工具、他製造 |
導入内容 | SAP ERPの購買管理、在庫管理、販売管理、生産管理、財務管理、管理会計を、 日本・中国それぞれに導入。また同時にBW(データウェアハウス)を導入。 |
導入期間 | 中国(SAP ERP、BW)2004年1月から2004年12月(2004年10月より並行稼働) 日本(SAP ERP、BW)2004年7月から2005年8月予定(2005年7月より並行稼働) |
家電製品の多種多様化、製品サイクルの加速、販売単価の低価格化が進む市場の中で、日本電産テクノモータ様では急激な需要変動に迅速に対応する仕組み作りが課題となっていました。
月1回の製販会議で「製造・販売・在庫」の情報を元に生産計画を立ててきましたが、生産量・生産品種の増加に伴い、これまでの人員・期間での作業は限界に達しつつありました。
一方、情報システムにおいては日本・中国で別々のシステムが稼働していました。
両システム間でコード体系が違う為に色々な業務においてコードの読み替えなどの作業が発生したり、納期変更・計画変更もシステムが連動していないため電話でのやりとりとなって、情報伝達に余分な人間系作業が発生するのみならず、スピードと正確さが損なわれていました。
また、システム以前の問題として、全社的な業務品質(業務ルールを含む)の向上、情報品質(鮮度)の向上、業務のスピードアップの必要性が顕在化してきました。
そのような背景の中、日本・中国で情報を相互に共有できるインフラの構築を目指して検討した結果、リアルタイムに“モノの動き”と“カネの動き”の情報が捉えられ、変化への対応を短期間・低コストで可能とする、SAP ERP及びIPSパブリックパッケージが採用されました。
IPSパブリックパッケージでは、マーケットインの発想での業務推進を基本として、営業・生産・購買が連携して、合理的な業務の推進・顧客サービスの向上を図り、“全体最適”を実現させる様々な機能をご用意しております。
また、通常業務はもちろん例外業務にも焦点をあて、実際の販売や製造に携わっている方が使いやすい機能の選択と工夫が為されております。
例えば、納期回答や計画変更への柔軟な対応や、実績報告画面・スケジューラーの適用などの生産管理業務への支援機能等を取り揃えております。
このように、日本電産テクノモータ様では各業務担当及び経営層に求められる「判断のスピードアップ」と「情報の精度向上」面での効果を評価されております。現在は中国のSAP ERP、BWの更なる有効活用に加え、SAP ERP導入プロジェクトの最大目標である、日本中国間のSCMの実現を目指していらっしゃいます。
このように、市場環境の変化に伴って、「顧客満足度の向上」と「経営の効率化」を実現するSCMは、昨今多くの企業様が関心を寄せています。このような企業様にIPSは短期間・低コストでのSCM実現を可能とするソリューションをご提供致します。