製品紹介



SAP S/4HANA

SAP HANA上で最適化し、23年ぶりにアーキテクチャを刷新した第4世代のERPです。 テクノロジーの進歩で社会のデジタル化が進む中、デジタルビジネスを実践するためのコアシステムとして誕生しました。 SAP S/4HANAは、変革の足枷となっていた業務やシステムの複雑さを解消し、シンプル化を実現します。 自社のビジネスのすべてがデジタル上に再現されることで、ビジネスモデル、ビジネスプロセス、意思決定の行い方、そしてワークスタイルの再創造が始まります。

SAP S/4HANAが求められる理由

  1. 現在、世界にあるデータの90%は、 過去2年間で生成された
  2. 次の2年間で、ビジネスネットワークは40%成長する
  3. 2020年には、全世界で90億人がモバイルユーザー、そして2,120億個の“モノ”がつながる

 SAPジャパン公式ブログ(2015年2月10日)より
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データベースからの応答時間ゼロ、つまりどんなデータでも瞬時に取り出せるERPをつくれるとしたら、それはどんなシステムになるか?というところからSAP S/4HANAの開発が始まったとされています。

1番目は、過去2年間でいわゆるビッグデータ、IoT(Internet of Things)の伸びを示しています。 「2120億個の“モノ”が繋がる」というように、世界のデータ量は指数関数的に今後伸びると想像されている。

2番目のビジネスネットワークとは、企業間でのモノ、サービスのやり取りのことを指しています。 ある統計データでは、2020年には企業間ネットワークでの取引額は6500兆円にものぼり、世界総生産の70%がグローバル取引になるとあります。これだけの取引量になると、企業間でのコラボをどのように効率化するかというのが大きな課題になるでしょう。

3番目のように、モバイルの普及が進み、世界の膨大なデータがあらゆるデバイスでつながると、オフィス同様のユーザーエクスペリエンスが自分のモバイルで実現するため、社員はもう意思決定の場所を選びません。

ヒトがつながり、モノがつながり、企業がつながる。
こうした変化に対応するために、企業システムのあり方も変化が求められているのです。

SAP S/4HANAのコンセプト

SAP S/4HANAが目指したのはシンプル
■ SAP HANAに合わせてアーキテクチャを再構築

■ 周辺からコアに機能を統合

■ ユーザーが業務を遂行しやすい設計

≪分かり易いユーザーインターフェース≫
• ロール(役割)に応じた直感的で使いやすいユーザインタフェース
• KPIから明細レベルへのドリルダウン
• さまざまなデバイスでの活用

大量なデータをタイムリーの集計し、予測やシュミレーションの実行、そして視認性と操作性がパーソナライズされたユーザーナビゲーションが可能になります。

• 業務遂行と意思決定の間に存在したタイムラグがゼロになる
• 経営と現場の融合を加速化さる

データ構造の見直し
SAP S/4HANAではデータ構造の見直しが行われています。
集計テーブル(例:最新の在庫保持)と履歴テーブル(例:過去の会計基幹の在庫保持)を合わせて20以上のテーブルから構成されていましたが、これらがなくなり、数テーブルからなる構造にシンプル化されました。
事前集計せずに常に明細データからレポートを実施するため、常に最新の分析・集計軸でレポートができるだけでなく、データ量の大幅な削減や組織・事業再編への柔軟な対応が可能になります。
財務会計と管理会計のデータを一元的に管理・利用することが可能になることで照合作業が不要です。
ユーザーエクスペリエンス
従来のSAP GUIではなくSAP Fioriを前提にして開発されています。
デバイスを問わず同一のアプリケーション画面にアクセスできる手法を採用しているので、システム入力や意思決定は場所を問いません。

SAP S/4HANAは大企業向きか

システムへのモディファイの多くが不要となるため、結果的に総コストを削減することができます。 大幅にユーザーの生産性が向上し、これまでにないビジネス価値を得ることが可能となります。 よって、SAP S/4HANAは中堅・中小企業の方がより大きなメリットを得られるでしょう。

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