製品紹介



インメモリデータベースSAP HANA

SAP HANAは、SAP社が提供するインメモリデータベースです。
これは、従来のディスク装置(SSDも含む)を媒体としたデータベースではなく、 完全にメモリ上にデータを展開するデータベースです。
従来のディスク装置に比べて極めて高速のデータベースアクセスを実現します。
SAP HANAはSAP Business IntelligenceやSAP ERP環境の両方に適用しています。
全てのデータがインメモリ上にあります。
つまり物理ディスクではなく物理メモリ上に論理領域を作成してデータやログを書き込んでいるため、大幅なパフォーマンス向上につながります。

 

※インメモリ・コンピューティングとは、超大量のデータをリアルタイムに、サーバのメインメモリ上で全処理し、更新系、情報系のシステムから即座に結果を返すことができる技術です。

データ保存の流れ

1)メモリ上に直接データを読み書き
データの読み書きは常に直接メモリ上で実行します。
2)すべてのデータ変更はログとして記録
データを変更した場合はすべてログとして記録されます。各トランザクション処理の確定結果はメモリからディスクに保存されます。
3)定期的なメモリ→ディスクへのデータ保存
定期的にセーブポイントにおいて、自動的にデータはメモリからディスクに保存されます。

お客様にとってのメリット

このような効果が得られるとしたら、貴社はどうしますか?
■大量伝票の一覧照会 300秒 → 3.5秒???
■大量品目のMRP実行 20時間 → 1時間???
■決算処理の短縮化 残業時間40時間 → ???
■原価計算シミュレーション 1回実行数十分 → ???

そもそもレガシーシステムでは、データベースがシステムごとに独立しているため、モジュール間でバラバラにデータを持ち、完全に整合がとれた状態ではつながりません。
SAP ERP単独では、統合データベースですので、モジュール間でも整合性の取れた状態でデータを持っていますが、大量のデータ連携ではどうしても時間がかかってしまい、バッチ更新での対応となることもあります。
そこでHANAの上で、SAP ERPを利用することで、上記のような大量データの処理や出力がスピーディに行えるようになります。

このような場面で活用されています

NBAの情報解析
アメリカのNBA(米国バスケットボール協会)では、このHANAをプラットフォームとして利用した統計ページ「NBA.com/Stats」を開設しました。一般のNBAファンおよび報道関係者を問わず、誰でも無料で利用できるので、利用者は誰でも公式統計データや各選手の情報を入手して迅速かつスムーズな分析を行うことができるようになりました。

2014年ワールドカップ
2014年のワールドカップでドイツ代表チームが、トレーニングや対戦相手の事前対策、トーナメントの分析のための情報基盤としてHANAのプラットフォームを利用していました。このような大量のデータを処理し、選手・チームのパフォーマンス向上に役立てていました。

IPSのSAP HANAへの取組み

アイ・ピー・エスは中堅企業の皆様へのSAP HANAの提供を開始しております。 SAPジャパン社のチャネルパートナーとして販売資格を得ています。
また、SAPジャパン社が推進する、SAP HANAに対応したSAP ERP「SAP Business Suite powered by SAP HANA」向けの各業界業種テンプレートの検証を目的としたコンソーシアムにも参加しております。 本コンソーシアムの活動を通じSAP Business Suite powered by SAP HANAに関する最新の情報を入手し、サービス向上・製品力強化に取り組んで参ります。

●関連リンク(SAP社のHPが開きます)
SAPジャパン社が設立したSAP HANAを推進するコンソーシアムに加盟しました。
[プレスリリース (2014年7月9日SAPジャパン社発表)]

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